エジプト革命からちょうど一年の1月25日未明。タハリール広場の様子を見に行った。革命が始まって一年後の日に、集まってくるひと、人、人、、、でも、何が起きているのか、一体これから何が起きてしまうのか、分からない。帰りに私がすごく好きなカップルが広場に向かって歩いていく所に出くわした。一年前にあったときは恋人同士で、今は夫婦。奥さんはドキュメンタリーの取材に、旦那さんは市民メディアを育てる活動に飛び回っていて、それぞれに寝る間もないくらい忙しそうなのに、今宵、腕を組んで歩く2人は、なぜか、とっても穏やかな顔をしていた。やるべきことはやり、あとは流れを待つような、その合間の時間を愛おしむような、そんな表情だった。別れ際、旦那さんの方が「明日からの運を祈ってて!」って、指を絡めてみせた。
この人達が幸せであって欲しい、そんな未来でありますように ― ただそれだなんだって、気づいた。
メディアの人達が集まる宿にいると、つい、情勢はこうで、派手なことが起こるかもしれなくって、、、っていうムードに乗りかけてしまうのだけど。
大切な人達のことを、心を込めて、丁寧に、伝えたい。私はただ、それだけなんだって気づいたら、高ぶっていた気持ちも落ち着いた。変化を起こすことに彼らが頑張っているのだから、私は伝えるために頑張ろう。(Akiko)
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