たつろうさんから、Facebookにお便りが!
エジプトに行くにあたって、年末いろいろと相談に乗ってくれていた、たつろうさん。
去年の革命の最中も「カイロのタハリール広場に行ってきたらいいじゃないですかー」と背中を押してくれた数少ない人の一人でもあります。
2/8にFacebook Groupに書きこんでくれたお便りをここにも載せておきます。こうやって色々なところからつながれるのって本当に素敵。
チュニジアより
昨日チュニジアに着きました。
1年半ぶりに訪れるチュニス。
どんだけ変ってるのかなーと思ったけど、そりゃぱっと見は、何も変っていないわな。
ベンアリの写真がどこにもないくらいのものでした。
街にもすこーしだけ戦車と軍、有刺鉄線があったかな。
内戦があった訳でもないので、街としては以前の街と同じですわ。
それよりも、チュニジア人の内面が変っていてこれにびっくりしました。
今まで国内の政治の事に関してはタブーのように語れず、ベンアリ系の権力がものを言い、どこかで監視されている世界だったのが、そういう圧力が一瞬にして無くなった訳で。
長年チュニスに住んでいる日本人が、
「これまでチュニジア人に圧し掛かっていた重たい雲のようなものがものが、一気に吹き飛んだ」
と形容していましたが。
一言で言えばチュニジア人に対する抑圧というものがなくなって、スッキリ快晴な訳です。
そりゃぁ、経済状況もよくならなければ、政治だってまだどうなることやらって感じですが。
しかし『民衆で勝ち取った民主主義』という意義と誇りを強く感じました。
ちなみにこの点において、『エジプトの革命は民主主義に至っていない』とチュニジア人は語りますが、どうなのでしょうね。
そうそう、内面で変った事と言えば、アジア人に対する野次が少なくなりました。
以前のチュニジアを知っている人からしたらびっくりですね。
何故でしょうね。自分たちが起こした民主性の誇りでしょうか。抑圧がなくなってスッキリしているからでしょうか。
ともあれ、
自分たちでもたらした民主主義に誇りと希望を持っている
この二日で感じたところは、そんなところでしょうか。
こういうのって、その後の国民性とかにつながっていくのだろうな・・・と思うと、エジプト人が誇りと自信を持つような革命の結果になるといいのですが。
以上、チュニス支部より
※Facebook Group「
エジプトの1年後がものすごーく気になってしまう件」から一部抜粋